[12] Los Angeles Public Library


ロサンゼルスに限らず、米国では各地の公共図書館のサイトから、地元の図書館のカードを持っている者であれば、電子図書やオーディオ・ブック、DVDビデオ、音楽ファイルを簡単に、いつでも自宅のコンピュータにダウンロードすることができる。

貸し出し数の限定されているものもあるが、借りたいものが既に貸し出されていれば、待ちリストに登録すれば、自分の順番が来た時点で、電子メールにて自動連絡される。

貸し出し期間は最長3週間だが、早めに返したいものなどは、事前に貸し出し期間を短縮してダウンロードすれば良い。貸し出し期間が終了した時点で、自動返却される。
図書館では定期的に新書を入手しているため、これら電子図書やオーディオ、ビデオ・ファイルの数は増え続け、既に数え切れない数が用意されている。
一人に対する貸し出し数は、ファイルの種類を問わず、最大10タイトルまで可能だ。

ファイルによっては、コピーすることが可能なものもあり、とにかく便利この上ない。
図書館のサイト上で、内容のサンプルを聴いたり、読んだりすることも可能である。
コンピュータにダウンロードするには、その図書館が用意したソフトウェアを使う必要がある。
iPhoneなどの機器にファイルを移すことも可能だ。

用意されている電子図書やオーディオ・ブックの分野は、フィクション、ノンフィクション、子供向け、ティーン向けと数多くあるが、中でも近年における日本の漫画の浸透は、目を見張るものがある。電子図書でそれらを読むことも可能で、電子図書の分類欄には、漫画専用の分野すら用意されている。
自分は漫画を読まないが、漫画好きの人は英語学習の手段として、英語で書かれた日本の漫画を読んでみるのも、楽しみながら自然に覚えられて、面白いのではないだろうか。

音楽ファイルの分野は、クラッシック、映画関連、ポップ、カントリーなど一応全てを網羅。
DVDビデオは、クラッシック、コメディ、ドキュメンタリー、外国映画、IMAX、インストラクション、子供向け、音楽、自然、SF/ファンタジー、精神世界、舞台、旅行と多彩だ。

日本でも、ようやく電子図書が注目されてきたが、日本の図書館もこうしたサービスを積極的に取り入れることで、新しい図書のあり方が見出せるようになるのではないだろうか。

Comments

Popular Posts