[19] Foreign Affairs


幾つかの外交関連の雑誌が米国では発行されているが、やはり代表となるのはCouncil on Foreign Relations (cfr.org) から発行されているForeign Affairs (foreignaffairs.com) と言えるだろう。

こうした雑誌にありがちな、時として内容が、多少アカデミックな傾向を持つことはあるが、政党色は強く出ておらず、この雑誌に投稿している多くの執筆者たちは、現に外交に直接関係を持つ、政治家やシンクタンク等に所属する専門家である場合が多く、彼らが今何をどう考えているのかを知る上でも参考になる。

日々、一刻一刻と、世界情勢が様変わりしている現在、昨日語っていた事が、今日も通用するとは限らない。
そんな国際環境の中、国際社会の舵取りをしている米国が、今何をどう考えているのか認識しておくことは、何につけても一歩、二歩と遅れた反応をし続けている日本の外交に対し、先手の体制へと導かせるのではないだろうか。

日本のメディアでは伝えられない日本の姿を知ることもできる。国内にいて、自国を客観視し、認識するのは容易ではないが、どこに行けば、どういった情報を得ることができるかさえ知っていれば、その情報を簡単に手に入れることのできる現在、こうした雑誌に触れて、別の角度から自国を見つめる機会を得てみてはどうだろうか。

又、この雑誌には様々な国際機関や、外交問題を取り扱う専門職を育成する機関の広告が載せられている。将来、外交関係の道に進みたいと考えている人達には、どの学校にどういったプログラムが用意されているのかを知る上で参考になるだろう。

この雑誌は国際定期購読も受け付けている。国際機関や育成機関、そして外交関連の新刊情報の広告を見たければ、書籍の雑誌を講読されると良いだろう。広告は関係なく、内容だけを読みたければ、電子購読を米国内の購読料と同額($32.00)で申し込むことができる。

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